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2006年02月19日

記憶は失い感情は残る。

土曜日は某社のセミナーに行ってまいりました。
内容は、『幸せな介護とは』というものでした。
講師はフジヤマサービスの三縄社長さん。

富裕層向けの担当者に対し、どうしても対象の年齢層が高めであり、
自身のお客様のみならず、そのお客様のご両親まで考えた場合、
介護というキーワードを避けて通れない、
そのため、介護の現場の実際のお話をレクチャーする、
という目的で開催されました。

その講師である三縄さんを私が紹介したため、
当日のアテンドをさせていただいたので、聴講してきた、という訳です。

その中で印象的だったのは、
『認知症(以前の痴呆症)で記憶を失っていったとしても、
 好き・嫌いという感情は、亡くなるまでずっと残っている』

ということでした。

よく、言葉は悪いですが、ボケるが勝ち、という話があります。
夫婦だと、先にボケたほうがわけわかんなくなるだけだから、
面倒を見る側よりも幸せだ、というわけです。
ですが、実際の介護の現場を見ていると、
どんなに認知症が進んでも、好き嫌いの感情ははっきりと残り、
例えば息子の嫁が嫌いであれば、
やっぱり嫌いでいつづける(笑)のだそうです。

また、自分が認知症となって思うとおりに物事を進められなかったり、
周りから『ばか』に見られているのではないか、という気持ちが、
精神的に追い詰めてしまうこともあるのだそうです。
(この点は前々から知っていましたが)

私も介護に関わっていた人間ではありましたが、
感情が生き続けるということはある意味、目からウロコでした。
(現場から離れると忘れがちなんですよね)
言われてみれば、介護の実習に行ったときなどの経験などは、
そのことが一致することだらけです。

ちなみに、幸せな介護を実践された方の例として、
『ボケママからの贈り物』『残り火のいのち』を紹介されていました。
ともにキャリアウーマンの女性が、11年間にもわたって
自身のお母様の介護を実践し、仕事と両立させたという話です。
『残り火のいのち』は介護が終わったあとの作品です。

私がいざ同じような立場になったらできる自信はありませんが、
介護の現場の立場からしても、非常に納得感のある話が沢山あるそうです。
是非一度、手にとってみては如何でしょうか。

ちなみに藤原瑠美さんは現在、北欧のスウェーデンにいらっしゃって、
Blogを開いていらっしゃいます。
昔、スウェーデンに介護施設の視察等で訪問したことがあり、
なんとなく懐かしく思いながら拝見しました。

投稿者 fasio : 2006年02月19日 22:30

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